上顎洞真菌症

Leyte島のOrmoc滞在中のことである。
2004-05-02 (Sun)
数日前から右耳内に吹き出物ができているようでズキズキと痛む。また,顎の骨のかみ合わせ部分も痛い。
その後,治まったり,痛くなったりしていたが,辛抱できないほどではなかった。
2004-0526 (Wed)
辛抱できないほどの痛みになった。ますます痛みが増してくる。
NPC (National Power Corporation) の総務担当者がやってきた。彼によると診断書が無くても鎮痛剤は購入可能との事で購入をお願いした。
5 日間を想定して,15 個をお願いした。値段は(6-Peso/pcs)であった。当時の交換レートは Peso = Yen40 であったので,Yen240/個となる。この薬,帰国後に診察を受けた先生によると,日本で販売されている薬の2倍の成分を含んで居たそうである。良く効いたはずであった。
すぐに1錠飲んで急場をしのいだ。ただ,今回の痛さは尋常ではないので,緊急に帰国することを考え,日本を含む関係者へ連絡をした。
当時,NPCの現地責任者はOrmoc を離れていたので,NPC Ormoc Officeの関係者より連絡をしてもらい,明日帰国の途につくことの了解を求めた。
このことをマニラ事務所の秘書に連絡。Manila からのTicket を手配してもらう。
2004-05-27 (Thu)
パソコンのみを持ってマニラへ向かうことにした。
8:25 Ormoc 発,Cebuへ
10:30 Cebu着
11:00 Cebu 空港へ
PR-854にてManilaへ。
Manira空港へ秘書が迎えに来ていたが,本日のJAL 便には間に合わないとのことで,Manilaにて一泊。鎮痛剤を飲んで過ごすことになった。
2004-05-28 (Fri)
JAL-746, 定刻 9:30 発にて成田へ。
2004-05-29 (Sat)
以前,2001年12月に診察を受けた駒込病院の先生が北青山病院へ移られていたので,北青山病院へ。
早速CTを撮って確認。右上顎洞内に木の根が張ったように菌が広がって,石灰化している部分も見られるとのこと。
今回の診断結果と2001年12月の駒込病院のカルテと比較して,治療方法を決めたいとのことで再度北青山病院へ来ることとなった。
2004-06-05 (Sat)
北青山病院へ
右上顎洞の穿孔,洗浄
内部の粘膜が角質化している可能性あり。
細菌用の薬を服用し様子を見る。
2004-06-07 (Mon)
北青山病院へ
再度CT撮影
手術が必要となり,駒込病院への紹介状を受領。
駒込病院へ。
2004-06-09 (Wed)
駒込病院にて各種の検査。
手術は06-22(Tue)に決定
2004-06-22 (Tue)
上顎洞真菌症の手術
2004-06-28 (Mon)
駒込病院を退院
その後,3回の術後の診察。
2004-07-19 (Mon)
JAL-741にてマニラへ赴任

 

2001-12-21 (Fri)
駒込病院へ
右上顎洞の穿孔,洗浄,検体を採取
この検体を培養するので,結果を28日に説明するとのこと。
2001-12-28 (Fri)
駒込病院へ
少量の菌が検出された。カビも検出されたが培養できなかった。
レントゲン検査の結果,曇った部分もなくなっている。
以降,今回のLeyte島まで症状は出なかった。